top of page
桂六斎念佛とは
京都市西京区下桂地区(桂東学区)において郷土芸能「六斎念佛」を伝承しています。「京都の六斎念仏」は、1983年重要無形民俗文化財に指定され,2022年には日本各地に伝わる「風流(ふりゅう)踊」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
仏教教典に説かれる「六斎日」の思想と念佛信仰が結びついて生まれた六斎念佛は各地に根付いていますが、京都には念佛のみならず多様な芸能を取り入れた「芸能六斎」が多く伝えられています。
桂六斎念佛にはとりわけ芸能演目が多く伝わり、演目に応じた絢爛な衣装も保存されています。江戸時代中期には始まっていたと考えられている桂六斎念佛は、疫病や戦禍を乗り越え継承されてきましたが、継承者の不足、地区の都市化などを理由に、平成15年(2005年)から長く中断されていました。
それでも、幼少・青年期に六斎念佛に携わった有志が再度集い、令和元年(2019年)に復活を遂げました。現在、古き佳き桂六斎念佛の再興と、何より、子供たちが楽しく桂六斎念佛を継承してくれることを目指し、幼年から壮年のメンバーが日々演目の稽古に励んでいます。
みなさまには、地蔵盆期の桂地蔵寺を始め、各所において行われる桂六斎念佛の奉納をご覧いただき、懸命に励む子供たちの表情や郷土芸能が持つ美しさに触れていただければ幸いです。
また、桂六斎念佛の歴史については京都市立芸術大学の田井竜一先生の論文に詳しく説明されています。
主な演目
四つ太鼓(子供)
豊年踊り「かっぽれ」
お公卿踊り
娘道成寺
土蜘蛛
四つ太鼓(大人)
八兵衛晒太鼓
青物づくし
祇園囃子
bottom of page